恋愛に悩む10代〜20代の若いゲイでよくあるのが「とりあえず付き合ってみた」「寂しいから一緒にいる」そんな“なんとなくの関係”。だけど、時間も感情も有限なこの年代だからこそ、”中途半端な関係”に身を置くことにはリスクがある。
この記事では、「中途半端な恋愛」が10代〜20代ゲイに与える影響、そして“本気で向き合うことの大切さ”について、リアルな視点で語ります。「今の関係、これでいいのかな」と少しでも迷いがあるあなたに読んでほしい記事です。
寂しいから付き合うは、寂しさを増やすだけ

寂しさを埋めるための恋は、最初は安心感をくれます。しかしその関係が続くうちに、ふとした瞬間に“空虚感”が襲ってきます。なぜなら、「好き」よりも「依存」に近い状態になってしまうからです。
相手に合わせて自分を押し殺すような日々。連絡がこないと不安になり、会ってもどこか物足りない。そんな“なんとなくの関係”に時間を使うことで、本当に大切な人と出会うチャンスを逃しているかもしれません。
10代〜20代は、ゲイにとっても自分の価値観や人生の軸を作っていく大事な時期。しかも、そんな10代〜20代のときが一番モテのピークを迎える。そんなときに、自分を曖昧にしてしまう恋は、思っている以上に未来に影響します。まずは自分自身の「寂しさ」とちゃんと向き合うこと。それが本当の意味で“誰かと心を通わせる”準備になります。
30代になってからマンネリした彼氏と過ごすくらいなら若いうちにたくさん恋愛するほうが良いです。
成長できない恋愛は、人生のブレーキになる

10代〜20代は「変化」と「挑戦」の連続です。そのなかで、恋愛はあなたを強くもするし、逆に足を引っ張る存在にもなることもあります。
もし今の恋が、夢や目標からあなたを遠ざけているなら、それは“愛”ではなく“甘え”かもしれません。ただ寂しさを紛らわすだけで身体の関係もなくどちらかというとただの友達のような存在ならもったいないだけです。
例えば、相手に合わせて仕事を変えたり、住む場所を変えたり、友達付き合いを制限したりすることです。最初は「好きだから」で納得していたことも、結局別れたあとや、歳を取って何年も一緒に過ごしてマンネリ化してしまったときに「何してたんだろう」と後悔するケースは本当に多いです。
いい恋は、互いを高め合える関係。相手が背中を押してくれることで、自分の限界が広がったり、新しい価値観に出会えたりします。逆に、自分のペースを乱され、何かを我慢し続けている恋愛は、あなたの“成長”を止めるブレーキになってしまいます。
本当に好きな人ではないからSNSを見て可愛い子やかっこいいイケメンを見て浮気心が芽生えたり、他人のSNSの投稿を見て「うらやましい」と思ったりするのではないでしょうか。
本気の恋愛ではなくただの妥協だからそう思うのです。
「いつか別れるかも」と思いながら続ける恋は、危うい
「嫌いじゃないけど、恋愛として好きかもわからない」
「将来が見えないけど、別れる決断もできない」
「なんとなく同棲してるし別れるもの面倒だから付き合ってる
そんな関係、あなたにも経験がありませんか?
確かに、すべての恋が結婚や長期的なパートナーシップに繋がるわけじゃないです。ですが、“終わる前提”で始まっている関係は、どこかで歪みを生み出します。
相手を傷つけないようにと“やさしい嘘”をついたり、明るい未来を描けないまま惰性で付き合ってしまったり…。時間が経てば経つほど、関係を終わらせることが難しくなり、別れたあとには大きな空白が残る。しかも、それが歳を取れば取るほど出会いの機会は減ってしまいます。
20代は特に「感情の選択」に敏感な時期。だからこそ、「今だけ楽しければいい」じゃなく、「この人と時間を重ねる意味があるか」で恋を選んでほしいです。
20代のうちなら出会いもたくさんあるし、自分が本気で好きな理想的な人とも結ばれる確率は高井です。それが30代、40代と歳を重ねると機会は格段に減ります。ないわけではなく、確率の話ですが30代40代は相当な努力と武器がないとモテませんよ。
10代や20代の若いゲイでしかできない“本気の恋”を逃さないでほしい
10代や20代の若いゲイの恋愛は、情熱も、無鉄砲さも、本気になれる強さもあります。だからこそ、その熱を“なんとなく”で消費してほしくないです。
30代を過ぎてくると勢いもなくなり、情熱的な感情もなくなっていきます。さらに恋愛の機会そのものもだいぶ減ります。
もし今の相手が「一緒に未来を描ける人」じゃないなら、それは少し勇気を出して終わらせるべきかもしれません。隙間の空いた心に、新しい出会いや本当に必要な経験が流れ込んでくるからです。
この時期にしかできない“深くて濃い恋愛”は、将来のあなたを支える土台にもなります。誰かと心から通じ合う喜び、自分自身が愛されるという実感です。それは、10代〜20代の若いゲイの真剣な恋でこそ得られるかけがえのないものではないでしょうか。
まとめ
「とりあえず」で始めた恋に、いつの間にか自分の心をすり減らしていないでしょうか?10代〜20代という、人生で一番輝ける時期だからこそ、“中途半端な関係”には慎重でいるほうが良いです。
本気で向き合う恋には、あなたを成長させ、未来を豊かにする力がある。恋愛にも覚悟を持てば、人生そのものが動き出すものです。
だからこそ、今一度「この関係、本当に自分の人生に必要?」と問いかけてみてください。
彼氏とは家族のような存在だから、今では身体の関係はなくてオープンリレーションシップなんだ…という人を見かけますが、それは違います。
あなたの家族は、両親は、夫婦という関係なのにマッチングアプリや街で出会った人と身体の関係だけ持ちますか?ほとんどの人が「NO」と答えるでしょう。
なぜオープンリレーションシップにするのか、それは今の関係は一旦置いといて冒険したいからです。もう飽きてるけど寂しさは確保したい、という人間のエゴが隠れているように感じます。
寂しがりや、失うことを恐れている臆病な生き方だけで人生は本当に良いのでしょうか。