こんにちは!ゲイでブログを書いてる平凡なサラリーマン、ハスキー(@Gay_husky)です!
4月19日から21日までの3日間、代々木公園で東京レインボープライド通称TRPが実施されました。今回はTRPに参加してわかったことと、LGBTQ+として感じたことをまとめました。
参加された方、されてない方も含めてご意見あればコメントいただけると嬉しいです。
TRP4月20日に行ってみました
2024年の4月19日は強風のためTRPは中止となりました。そのため実質初日の4月20日に、友達が明日は企業でパレード参加なので見たいということで参加してきました。
曇り空で蒸し暑い中、人、人、人の混雑っぷりでした。入口からはこれがLGBTQ+のイベントかどうかは全くわかりませんね。
メッセージなどを載せないのはあえてですかね?
色々なブースをぐるっと1周
僕は人混みが苦手、しかもゲイにもかかわらずゲイがひしめき合ってるのはかなり苦手です。ノンケと違ってなんかこう、視線が違うっていうか僕は苦手です。
色々な有名企業がステッカーやトートバックなどのちょっとしたグッズを配って企業イメージアップに努めていました。
僕は企業ブースよりも観光ブースが好きです。色々な国を回るのが夢なので、ここで色々な国に興味を持って「行きたい!」と思ったりします。
今回はタヒチブースでタヒチっていいなあって思ったのが今回の一番のポイントです。
色々なグッズをもらったりする
CONRAD TOKYOはヒルトンで友人の彼氏さんが働いているので社割りで購入してもらいました。全然高級ホテルは泊まらないので完全に記念という感じですね。
そのほかAMEXでかわいいトートバッグが配布されていたのでアンケートに答えていただきました。
そのほか様々な企業でステッカーなどいただけます。寧ろTRPはこういうものをもらうだけのお祭り。みたいなのが僕の正直なイメージです。
ほとんどがゲイという感じで一般の人がマイノリティ
目視でわかる範囲ということになりますが、ゲイが多くノンケや家族連れとかはかなり少なかったです。普段代々木公園で行われているほかのイベントとは全く客層が違いました。
ゲイの中でもよく飲みに行くタイプの方、ゲイイベントによく行く人が多く、どちらかといえば僕と同じくミーハータイプが多いのかなという印象でした。
TRPの正直な疑問点
TRPの開催はゲイのお祭りっていう感じになっているのでイベント自体はみんなが笑顔で楽しげでいいなって思います。
僕はここで1つ疑問があります。
そもそもはお祭りではなく「LGBTQ+のなんらかの目標」があるからこそ多くの企業からお金をいただいて実施しているのに何もわからないところです。
年々ただのお祭り化している感もあってこれって結局何のためのイベントなんだっけ…見られたい人を見に行くイベント?のようになっています。
僕はそれはそれで全然良いと思うんです。ゲイのクラブイベントも同じです。
何度も言いますが、全然TRPを反対しているわけではありません。反対していたら中に入って参加しません。
TRPの協賛企業に疑問
公式Webページより詳しい企業リストは見てもらったほうが見やすいと思います。
僕はこの企業リストを見たときに感じたのは大企業はSDGsの一環でこういう協賛もしないといけないのかあ…大変だなあというのが正直なところです。
実際この企業らを見ても普段からLGBTQ+に考慮した取り組みをしてるのは一部ではないでしょうか。
今回はこの協賛企業に関して反対をしているデモ活動が4月21日の本日行われていました。
「TRPの協賛・出展企業には、マクドナルド、アマゾン、グーグル、ディズニー、川崎重工業、住友商事といった虐殺加担企業が名を連ねています。」といった声明を出しております。
TRP自体を反対しているのではなく、協賛している企業の中に「マクドナルド、アマゾン、グーグル、ディズニー、川崎重工業、住友商事といった虐殺加担企業が名を連ねている」というところがポイントのようです。
過激な格好は何のため?
GOGO BOYをはじめとしたセクシー男優の方々が下着姿、ハードコアなボンテージのような格好で記念撮影をしているのにも毎回疑問です。
いい身体を見れるのは自分の欲求としては大歓迎!もっと見たい!が本音です。一方で自分の親、甥っ子がこれを見たら…と思うと「変なもの」と思ってしまいそうです。
自分の母親があんな股間の強調したパンツ姿を見たあとに息子からカミングアウトされたら「うちの子もああなるの!?」って思ってしまいそう。
それがもっと他人の会社の同僚や先輩、取引先だったら…やっぱりゲイって変な人たちなんだな。特殊な人なんだな…と思ってしまいそうです。
これは僕の予想なので全員があの姿を見て、引くっていうことはないとは思いますが僕が逆に女性のボンテージ姿や際どい姿で男女がいかがわしい感じだと「うわあ」って思ってしまいます。
このイベントの目的が「LGBTQ+の理解」「同性婚の実現」だとすれば逆方向、寧ろ同性婚に反対しているような人たちには火に油を注ぐのでは…と少し恐れています。
せっかくなハッピーなイベントが更にノンケとの距離を遠ざけて理解の溝を深めるんではないかと胸がざわつきます。
年々過激になってきているように感じるTRP
以前は本当にゲイが知っているイベントというかゲイが集まるイベント、お祭りっていう感じだったんですが回を重ねるごとに規模ももちろん大きくなりました。
今年は多くの政治家も参加されたり、企業も多く参加した結果、反対勢力もどんどん加熱化しているように感じました。
駅を降りた途端ヘイトスピーチ
TRPに行く前、原宿駅を降りるとすぐなんとヘイトスピーチがありました。
内容をうっすら聞いていると「男性だと行って銭湯、女子トイレに〜」という話や「女子競技の中に男性が入ってしまう」などの内容で僕自身も耳にしたことのある内容でした。
まあ僕はヘイトスピーチとは捉えてなくて、こういう人もいるよなというくらいでした。しかし、そのスピーチに対して「ヘイトスピーチ!!」と言うゲイらしき人も多くて小さな戦争が起きていました。
今までこういうこともなかったのでだんだんこういう対立も激化するのかなあと不安に思いました。
パレード中も別のデモ団体が垂れ幕を出したり、渋谷ではTRPに対するデモ活動があったり…なんだか疲れました。
行った人も行かない人も対立している時点で違う
SNSでは更に激化していて…TRP内で行われたとある過激なショーを中心に反対派が大炎上。(参考ポスト:https://x.com/MORI_Natsuko/status/1781822219993448552)
そのほかは行った人が気持ち悪いという同じセクシャリティのゲイ。それに対して、行ってない人はつまらない、ブスだ!というTRPに行った派の人。
Xだけでもここまで意見が対立しているともうこの時点で少し違うんじゃないでしょうか。
まず頭ごなしに「こっちが正論!」みたいな叩き方ではなくて意見を交換しあえたらいいのにって思います。
僕としても過激な格好やショーを行うことが何につながっているのかが正直答えが出ません。
なので、これにはこういう意味があります。だから今こういうことをしています。というのがあれば、その上で議論できそうです。
「TRPに行く人が気持ち悪い」「オネエばっかりで嫌、オネエしか行かないイベント」に対して「気持ち悪いとか言うなら来るな!」「家から出るな!」「行けないから僻むな!」というようなやり取りは結果断裂しか生みません。
LGBTQ+、多様性を認めるならその意見も認める人で居たい
TRPではLGBTQ+、乃ちは多様性をみんなで認めあうというのが大きな枠での目的だと思います。
いろんな人がいるけど、認め合って、一緒にともに歩いていきましょう。そういうイベントだと僕は認識しています。
だとすれば、Xで批判的な意見を言う人も”認める”のが寛容的姿勢であり、イベントの意味も生まれるのではないでしょうか。
この際だからきちんと議論してお互いの意見交換になれば嬉しいなって思います。
それでお互いの意見を「認めて」お互いが気持ちよく生きていけるようになれば嬉しいですね。議論は勝ち負けではないです。
過激なのもゲイの中でもマイノリティ
まず最後に言っておきたいのは過激な格好をしたり、炎上するようなことはごく一部です。ゲイというマイノリティの中でもマイノリティです。
ゲイバーに行ったり、ゲイクラブに行くのも一部のゲイというのと同じです。全くいかない人も多いです。
ノンケと遊ぶほうが好き、自会社とかサークルでスポーツをするのが好きというゲイも僕の周りにもたくさんいます。
それと同じく、TRPで過激な格好をしたり、オネエ言葉で話して盛り上がっているのも本当に一部です。
本当に真面目に同性婚実現を目指したり、同性愛者を含むLGBTQ+の方が生きやすくなればいいと思って地道に活動を続けている方も多いです。
なのでじゃあもうこのTRPは止め!やるべきではない!という議論にならないことを願ってます。多くの人は広い枠で見ればもっと日本をよくしたいと思っている人です。
その気持ちは日本人ならみんな同じなんじゃないでしょうか。
最後に
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