こんにちは!ゲイで平凡なサラリーマン、のびのびハスキー(@Gay_husky)です!
メディアなどで活躍するゲイを公言している人はなんだか幸せそうに堂々と生きています。しかし、まだまだセクシャルマイノリティ、ゲイ(同性愛者)は一般的には理解が得られていないのは事実です。
変な人だと思われることもある。僕がゲイとして生きていて辛いと思った体験談をまとめてみました。
自分だけの悩みだと思わずにこの記事を見て仲間が居ることを知ってもらえたら嬉しいです。
セクシャルマイノリティの一つがゲイ
最近では日本でも差別的表現をしなくなったため同性愛者のことをゲイと呼ぶ機会が増えました。
しかし、僕が幼少の頃はまだまだ差別的な言葉が多く、差別用語だから言っちゃだめ!と注意する人もいませんでした。
むしろ、マイノリティを笑いものにするという風潮が日本にもありました。生きている上で、その意識がまだ根底に残っている人が日本ではかなり多く感じます。
LGBTQとゲイ
セクシャルマイノリティの中でもわりとメジャーなのがゲイです。
LGBTQのLがレズビアン、Gがゲイ、Bがバイセクシャル、Tがトランスジェンダー、Qがクイアやクエスチョニングと言われています。
ざっくりですが8%〜10%くらいがこのLGBTQに属していると言われています。
セクシャルマイノリティって本当にたくさんあります。最近では宇多田ヒカルさんがノンバイナリーだと告白しました。
「ノンバイナリー」とは、性自認が男性でも女性でもなく、どちらかの枠組みに自分を当てはめないことを意味しています。それくらいセクシャリティってかなり複雑なんですよね。
ゲイとして生きることに苦しむ学生時代
僕の幼少期はゲイっていう言葉もまだ一般的ではなくてオカマなどと言う言葉や差別的な言葉も多かったです。
テレビで見るオネエタレントは生物学上は僕と同じだけど、僕は女性になりたいわけじゃないし…とかなり苦しみました。
もしかして男として男の格好のままで男を好きになるなんて異常なんじゃないか。と悩みました。
無理して女性と付き合ってもうまくいかない
同級生がどんどん彼女を作っていってたので自分もなんとなく彼女を作ることにしました。交際を続けていてもなにか違う。なんだか違和感があって楽しくない…という関係がずっと続きました。
当時の自分はこれがなんでなのかもわからず悩みました。
同性が気になるようになってしまう
僕は中学のときに部活をはじめました。テニス部に所属してたんですが、スパルタなコーチが居る本格的なテニス部でとてもきつかったです。
そんな中、試合に負けて練習に苦しんでいる時、夜遅くまで練習に付き合ってくれた先輩のことにすごく憧れてました。ただその憧れの気持ちがいつしか変化していることに気づきました。
着替えや、シャワーのときにその先輩の裸を見るとドキドキするし、なぜか見たいのに見るとギュッと胸が痛いような感じ。
次第に休みの日練習に付き合ってくれる度にすごく複雑な気分を抱くようになりました。
ゲイである自分を責めるようになる
中学生の頃、インターネットが使えるようになって「男 好き」みたいなキーワードで調べるようになってゲイ、同性愛ということを知るようになりました。
何度もそうじゃなかったらいいのに!と思ってましたが、自分は「ゲイ」なんだ。と自覚しました。
そうしていくうちにこの気持ちは実ることもないし、先輩に迷惑がかかると思って先輩との誘いも断るようになり、自然と避けるようになっていきました。
ゲイであることを隠すことに慣れてしまう
自然に小さい頃から男の人が本当は好きだという気持ちを隠して生きていました。なので、ノンケと話す時は自然と女性の話題にもついていけるようになってました。
本当の自分の気持ちをいつしか隠すことになれてしまって嘘をついて生きることが自然になってしまっていました。
ゲイはポーカーフェイスが多かったり、本心がわからないという人が多いのは幼少時から自然と嘘をつくことに慣れているからかもしれないですね。
オープンじゃない人は見た目でも全然わからない
世間的にはゲイ=オネエなどのイメージで比較的見た目でわかりやすい印象があります。しかし、実際にはほとんどの人が隠していきています。
そして大半が「普通に」暮らしています。ゲイだからといっても普通に男性として生きている人が多いです。恋愛感情を隠しているだけで見た目にはわからないことがほとんどです。
ゲイだから親や親しい友達にも本当のことが話せない
ゲイが辛いと感じる大きなポイントは親や親しい友達に話せないところでしょうか。
僕の場合は親が放任主義なので基本的に否定的な態度になることはないと思っています。しかし一方で説明するのも嫌だし、若干可哀想な目で見られるのも苦痛です。
こういうところはゲイが特別な存在でなければ「俺はカレーが好き」くらいの感覚で話せたらいいのになって思うこともあります。
結婚・恋愛の話題がしんどくて疎遠になりがち
家族で話すときの話題に結婚や恋愛のことがでてくると居心地が悪くて疲れます。
親戚が集まるときなんてもっとしんどいので僕は次第に親族とも距離を置くようになりました。
バレたらバレたで別に良いんですが、自分から言うと色々と説明も面倒だし、気を遣われるのも嫌なんですよね。
ゲイとして生きていて辛いこと
ゲイとして生きていると小さな辛いことがあります。これがノンケだったらこんなことで悩んだり辛い思いしなくて済んだのになって思うこともあります。
実際に僕が30年以上生きてきて感じたゲイとして辛いことをいくつかまとめてみました。
結婚できないから将来について悩む
日本では同性愛者、ゲイは結婚することができません。正しい言い方だと日本では「同性同士」では結婚が認められていません。
だから将来はかならず戸籍上は一人で過ごすことになり、多くのゲイは一人で生涯を迎えることになるんではないでしょうか。
だから僕も漠然と「一人で老後を迎えるとき、寂しくなるんだろうか?」とか、「介護が必要になったときのために資金をためておかないと」と考えています。
結婚できないから将来のことを話す相手もいなくて少しさみしい気持ちになることもあります。
子どもを持つことができない
僕は子どもが好きなので、普通に結婚して子どもを授かることができないのがすごく辛いと思うことがあります。
スーパーで買い物をしていると騒ぐ子どもや泣く赤ちゃんを見て、大変そうだなって思う反面それでも子どもはいいなって思います。
ゲイというだけでそうした一般的に「普通」とされる経験ができないのが辛いと思います。
出会いの場所が限られる
ゲイとして生きてると辛いのが出会いの場所が限られていることです。基本的に街でナンパとかもないし、職場恋愛もよっぽど運が良くないとありえません。
ゲイアプリとかSNSで双方にゲイであることがわかった上なのでなかなか辛いです。
ノンケだったら、色々な場所で出会いもあります。僕もノンケだったらナンパしたり、会社の同僚との合コンで出会ってみたかったなって思います。
辛いことも次第に気にならなくなってくる
ここまでゲイで生きていて辛いことというのを書いてきました。しかし、そういう気持ちも次第に整理がついて気にならなくなってきます。
学生時代にはすごく悩むこともあったし、なんで自分だけ…と思うこともありました。その一方でインターネットを通じて世界中に同じゲイが居るってわかってからは特に思い苦しむことはありませんでした。
時代が変わりつつあるからかもしれない
だんだんとゲイであることに思い悩まなくなったのは日本もどんどん変わってきたからだと感じます。
30年前と今ではゲイに対する意識も少しずつ変わっています。
台湾やアメリカ、ヨーロッパ諸国に比べるとまだまだ遅れている感は否めないですが、保守的な日本でも少しずつ変化しています。
まだまだこれからですが、ゆっくりとゲイが生きやすい日本になってきているように思います。
まとめ
今の日本の若者はLGBTQに対する理解も深くて60歳オーバーのほうが理解が低いそうです。
なので次第にゲイが結婚できる日本になるのも遠くないのかなって思ってます。
もしも、それが実現できればゲイにも色々な選択肢ができて良いですね。
ただ選択肢を増やしてくれればいいだけだけど、なかなか難しいんですね。今、ゲイで悩んでいる若い人は、これから日本も良い方向に向かうからと思ってあまり思い悩まないようにしてくれたら嬉しいです。
たまに読ませてもらってましたが、はじめてコメントします。
この記事に書いてあるゲイにとっての過去のお悩みが、自分と全く同じだったので驚きました。
自分もこの記事にあるように、つきたくてついてたわけではない嘘をつき続けた結果ポーカーフェイスになっていった気がします(笑)
今後も記事を楽しみにしています。
@まどろみさん
はじめまして!
コメントしていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!
共感ポイントがあったんですね。小さい頃から自分の気持ちを隠す癖がついてるのでノンケよりも嘘がすごく上手な気がします。(笑)
コメントいただけてやる気が湧いてきたので今週も記事書いてアップしようと思います!
ありがとうございました!
共感ポイントだらけでした(笑)
昔は本当に辛かったですが、この記事にあるように、時代が変わってきて生きやすくなってきましたよね。
次回の更新も楽しみにしています。
ちなみに、来年大阪に行くので、ブログ内の大阪ハッテン情報を漁っています(笑)
噂の金比羅に行くのが楽しみです。