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不朽の名作ブエノスアイレスについて語る|ゲイ映画レビュー

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こんにちは!のびのびハスキーです!

今回は僕がもう何十回観たのか数え切れないほど観た!ブエノスアイレスというゲイがテーマの映画について感想も含めまとめたいと思います。

個人の感想となっているのでネタバレもありますし、かなり拙い文章なので生暖かい目で見守ってくださいね!

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ブエノスアイレスとは?

映画ブエノスアイレス(原題:春光乍洩、英題:Happy Together)は香港の映画監督、脚本家であるウォン・カーウェイ(王家衛)によって作られた香港映画です。ゲイ、同性愛がテーマの映画で登場人物は主要の3人しかほとんど出てきません。

また、ブエノスアイレスはカンヌ国際映画祭監督賞を受賞した名作です。

この映画、ブエノスアイレスではなんと脚本を書かず、撮影直前に俳優にメモ書き程度の指示を与え、即興による演技をさせて話題になりました。

主演はあの有名な俳優トニー・レオン、レスリー・チャンです。

ちなみに本作のメイキングを含むドキュメンタリー映画『ブエノスアイレス 摂氏零度』が1999年に製作されているんですが、こちらも必見な内容です。

ブエノスアイレスのあらすじ

©1997, 2008 Block 2 Pictures Inc. All Rights Reserved.

「欲望の翼」のウォン・カーウァイ監督のもと、レスリー・チャンとトニー・レオンが恋人役を演じ、アルゼンチンを舞台に繰り広げられる男同士の切ない恋愛や人間模様、同性愛を描いたラブストーリー。

激しく愛し合いながらも別れを繰り返してきたウィンとファイは関係を修復するためイグアスの滝へ向かうが、途中で道に迷って言い争い、そのままケンカ別れしてしまう。

その後、ブエノスアイレスのタンゴバーでドアマンとして働いていたファイのアパートに、傷ついたウィンが転がり込んでくる。仕方なくウィンを居候させるファイだったが、ケガから回復したウィンはファイの留守中に出歩くように。

yahoo映画より引用

見どころポイント

ブエノスアイレスはどこか寂しい雰囲気な中にも温かい部分もあって、不思議な映画です。そんなブエノスアイレスで僕がおすすめする見どころポイントを3つご紹介します!

レスリー・チャンとトニー・レオンの演技力に注目

©1997, 2008 Block 2 Pictures Inc. All Rights Reserved.

本当にブエノスアイレスを見て思うんですが、まるでドキュメンタリー?というくらい演技力が高く表情はもちろん、目の輝きまでまさに役に入りこんでいる二人には圧巻です。

撮影技法もドキュメンタリーのような撮り方になっているようなところもあって、俳優が心情を語っているシーンもあり、本当にあった話のようなくらいリアルに見えます。

トニー・レオン演じるファイはまっすぐでかなり不器用な性格、愛情表現も比較的下手。どちらかと言えばいつもレスリー・チャン演じるウィンに振り回されているように見えます。

しかし、その振り回されている間、一緒に居れる時、彼のわがままに付き合ってる時はどこか幸せそうな表情になっているのも見どころです。

作中の映像と音楽に注目したい

この映画はもちろんストーリーも良いんですが、映像がとても僕が好きな色、薄汚れた感じがしてとても見ていてきれいだなあといつも思います。

また、この映画に使われている曲はすべて美しくて異国を感じられます。特にタンゴを踊る時に流れるFinale(Tango Apasionado)という曲は僕が今でもヘビロテにするくらい儚げな曲で大好きな一曲です。

https://youtu.be/h3fL3N9pxWc

英題がHappy Togetherであるということ

©1997, 2008 Block 2 Pictures Inc. All Rights Reserved.

このブエノスアイレス、ラストのシーンは初めて見ると「え!?どういうこと!?」っていう感じに終わります。

詳しくは省略しますが、ファイはウィンのパスポートを持ったまま一人台北に旅立ちます。その後、台北の夜市で途中に知り合った心を癒やしてくれたチャンの家族が営む屋台を見つけてそこで彼の写真を盗みます。

その後「もし会おうとおもえば、どこでだって会うことが出来る」と言うセリフとともにバスの中で笑顔を見せたファイでエンドロールになります。

え!?最終的に二人は離れ離れなの!?

結論から言うと、映画の中では二人は一緒になってないよ!でも、目には見えないなにかが二人にはつながっているように見えました!

ブエノスアイレスの英題はHappy Togetherで、エンディングテーマで流れる曲も有名なタートルズの「Happy Together」という曲です。

この曲の歌詞にもあるように「オンリー・ワンは変わらない」それがこの映画の一番伝えたいことなんでしょうか?結構難しい…

まとめと感想

©1997, 2008 Block 2 Pictures Inc. All Rights Reserved.

書いておきながら、、、難しいです。この映画!こんな難しい映画、記事にするんじゃなかったと少し後悔しました。(笑)

この映画を初めて見たのは10年以上前で、最初見た時はえ〜!なんなの…!ウィンはもうアルゼンチンから出られなくなっちゃうじゃん!ファイはなにしてんの!?っていう複雑な気持ちで終わりました。

しかし、何度か見るうちに最終的にはチャンと出会うことでファイが成長し、いずれウィンを連れ戻しに戻るんじゃないかな?と希望をいだいています。

初見はウィンがどうしようもない遊び人、色男っていう印象ですが、実はダメダメなのはファイなんです。ファイがウィンに依存しすぎているためウィンも甘えてしまう。

Happy Togetherになるためにはファイがウィンへの依存から成長しないと、そうならない、そう感じました。

そして、最後はファイがパスポートを持つことで「もし会おうとおもえば、どこでだって会うことが出来る」ようになったんじゃないかと僕は考察しています。

ブエノスアイレスのゲイリーマンてき考察
  • ファイはウィンに依存している
  • ファイを成長させてくれたのはチャンとの別れ
  • パスポートを盗むことで初めて自分に主導権が生まれた
  • 次にやり直したいときはファイからやり直す時
  • チャンの写真を盗んだファイはその後ブエノスアイレスに戻ってウィンと再会してる(はず)
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