「いいね!」ボタンを押された時のあの高揚感。誰しもが一度は感じたことがあるでしょう。
特にSNSの世界では、承認欲求が刺激され、まるで麻薬のように心を掴まれます。
しかし、僕は35歳にして、その甘い罠に深く足を踏み入れていました。SNSとギャンブル、どこか似ていると感じていた日々。
今回は、そんな僕が「いいね!」に振り回された日々を振り返り、SNSをやめた理由を綴ります。
「いいね!」は快感!
「いいね!」をもらうと嬉しい気持ちになってしまう!それはまさに快感ですよね?まるで、砂漠を彷徨っていた旅人が、オアシスを見つけたような、そんな喜びでした。
2022年まで僕はX(旧Twitter)を鍵なしでオープンなアカウントで使っていました。ある日、タイミングが良かったのと運がよかったので自分のアカウントが結構いい感じに「いいね!」を押してもらえることが続きました。
その結果、2万人くらいのフォロワーになってしまい、私の心は「いいね!」という名のドラッグに完全に支配されてしまったかのようでした。通知音が鳴るたびにアドレナリンが分泌され、まるでスロットのマシンを回しているような高揚感を覚えたものです。
Xのアルゴリズムにぴったりと合ったら、こんなにインプレッションが伸びるのか。とSNSの凄さにあらためて触れた瞬間です。
だんだんいいねをもっと欲しくなりポストを重ね、自撮りや自分の写真、旅行の写真。とにかく目的はいいね!がほしい!一心です。承認欲求という名の怪物が、私の心を食い尽くしていくのが分かりました。
「いいね!」はパチンコで言うところの初回大当たり。確変に入ったら快感が押し寄せてきます。
射幸心とSNSは近い関係なんだということを実感できました。
ポチポチいいねが来るたびに興奮し、なにかバズってる投稿を見つけると嬉しい気持ちになる。
SNSを開くと小さな快感が見つけられるかも!?と何回も開いてしまっていました。まるで、依存症のように。
もしかして30歳過ぎてこんなことをしてるのは本来目指している姿じゃない…?
30歳を過ぎ、自撮りをアップしたり、充実アピールばかりのSNS投稿を見るたびに、どこかモヤモヤした気持ちを抱いていました。
「僕はSNSでどう見られたいか、よりも毎日が充実して楽しく、仕事のスキルも高めていってクールな大人ゲイになりたかったんです。」
そう思っていたはずなのに、いつの間にか、いいね!を求めて自撮りを連投する自分がいました。
ある日、ふと鏡に映る自分の姿を客観的に見た時、ハッと気づきました。「30歳も過ぎてこんなにも承認欲求に振り回されているなんて、かっこ悪い。」
SNSで承認欲求を満たそうとする行為は、私が理想とするクールで大人の男性像とは程遠いものでした。
「自分が理想とする大人な人は、SNS上で日々を見せていいね!を稼ぐのではなく『日々が充実していてSNSをしてない大人』です。」
そう気づいたとき、私は大きなショックを受けました。35歳まで、そのことに全く気づかずに、危険な道を歩んでいたのです。
SNSに依存するのは現実世界で充実できてないから?
SNSを見るときって正直、僕の場合は現実世界で「なんか暇だな」「なんかないかな」とだらだらしているとき、手持ち無沙汰のときです。
あなたも経験はありませんか? ソファに横になりながら、なんとなくスマホをいじり始め、気づいたらSNSの世界に引き込まれている。そんな経験。
要するに現実世界で充実していないとき、SNSを見ることが多いです。
なぜなら、SNSのアプリをぽちっと開くときの気持ちは「なんかいい情報があるかも」「なんか通知があるかも」と、もしかしたら何か面白いことが待っているんじゃないかという期待感があるからです。
これはパチンコを打つ前の「今日は勝てるかも」という期待感に似ています。
現実世界で目の前にやるべきことや楽しいこと、充実している瞬間にSNSを見ることは基本的にないので、SNSを見る時間が長いほど、今自分は充実していないんだと自覚しました。
いいね!からの解脱計画
いいね!を求める煩悩、いいね!からの解脱計画をはじめることにしました。いいね!は煩悩の塊、しかも人生になんの特もないです。
いいね!を求めるあまりSNSに費やした時間は、iPhoneのスクリーンタイムで見ると毎日約1時間。1ヶ月で30時間、1年間でなんと360時間。なんと、15日分もSNSを見ている計算になります。
SNSに夢中になっている間、私は大切な時間を無駄にしていたことに気づきました。睡眠不足で体調を崩したり、友人との時間が減ったり、やりたいことが後回しになったり…。このままではいけないと思い、この煩悩から解放されることを決意しました。
そこで、SNSの利用時間を劇的に減らすための計画を立てました。まず、スマホの設定で通知をオフにし、タイムラインを開く回数を減らします。
そして、少しずつ利用時間を短縮し、最終的には特定の時間帯にしかスマホを見ないようにします。その代わりに、読書をしたり、運動をしたり、趣味の時間を楽しんだりして、充実した日々を送りたいと思います。
もしかしたら、あなたも私と同じようにSNSに悩んでいるかもしれません。一緒に頑張りましょう!
いいね!からの解脱計画実践編① ログアウト
ログアウトしてしまうのが手っ取り早いです。ついつい見てしまうならいっそのこと見れなくしてしまう。
禁煙でいうところのライターを捨てる、たばこを捨てる。まさに、SNS中毒からの禁断症状を断ち切るための最初のステップと言えるでしょう。
ログアウトすると、まるで心が解放されたように、すっきりとした気分になります。これまで気にしていたタイムラインのことやSNS上の人のことをすっかり忘れてしまい、自分のやりたいことに集中できるようになりました。
実践編② 趣味・勉強の時間を増やす
趣味や勉強の時間って頑張って捻出するものですが、この機会にいっきに増やしてみました。
目標として、毎月一冊の本を読む、パーソナルトレーニングに契約する、極真空手にもっと通う、絵を描く、IT系の資格の勉強をする、語学勉強をする…。
思い返すとやりたいことばかり。なのにSNSをしていた自分。ばかばかしいものに時間を使ってたものです。
SNSをやめたおかげで、以前から興味のあったプログラミングの勉強を始めることができました。少しずつですが、コードが書けるようになるのが楽しくて仕方ありません。
実践編③ いいね!を求めない強さを持つ
いいね!のために生きることって、極端にいうと他人を中心に生きているということに繋がってると思いませんか?
・誰にどう思われるか
・誰にどう評価されるか
・誰のためのルックスなのか
他人を基準に生きていると、本当の幸せからは遠ざかってしまいます。
仏教の教えにもあるように、「他人に気を取られ、自分をおろそかにする」ことは、心の平安を乱す原因になります。
大切なのは、自分の心の声に耳を傾け、自分にとって何が大切なのかを自問自答することです。周りの評価は、状況によって変化するもの。
自分自身を大切にし、自分の人生を主体的に生きていくこと。 それが、本当の幸せにつながるのではないでしょうか。
SNS断絶3ヶ月で人生変わった!意外な効果と気づき
SNSをやめて3ヶ月、私の生活は大きく変わりました。
まず、時間がたっぷりできたことで、以前から興味のあったプログラミングの勉強を始めることができ、毎日が充実しています。また、友人との時間も増え、心の底から楽しいと感じています。
SNSをやめる前は、ネガティブな情報に振り回され、心が落ち着かない日々を送っていましたが、今は穏やかな日々を取り戻せました。睡眠の質も向上し、朝もスッキリ起きられるようになりました。
SNSは便利なツールですが、使い方によっては心を蝕んでしまうこともあります。もし、あなたもSNSに疲れていると感じたら、一度立ち止まって考えてみてください。
SNS断絶で得られるかもしれないこと
心の平穏: ネガティブな情報から解放され、心が穏やかになる
時間の余裕: 自分のやりたいことに時間を使えるようになる
人間関係の改善: リアルな人間関係が深まる
睡眠の質向上: 質の高い睡眠を得られるようになる
SNSとの付き合い方を見直すことで、より豊かな人生を送ることができるかもしれません。
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