こんにちは!ゲイでブログを書いてる平凡なサラリーマン、ハスキー(@Gay_husky)です!
今回はゲイマッサージ店インタビュー記事です。「ぼくのいえ」の店主のさださんに取材をさせていただいたので1つの記事にまとめました。
- ぼくのいえの店主、さださんについて
- ゲイマッサージ事情
東京にゲイマッサージを出店するに至った理由を教えてもらえますか?
──さださんのゲイマッサージ店である「ぼくのいえ」は大阪にあったお店ですが、この2月に移転出店することになりました。そこでなぜ大阪で人気だったお店に区切りをつけて東京で出店するに至ったんでしょうか?
さだ:元々いつか東京に引っ越したい、住んでみたいという気持ちが心の底にありました。その気持ちを今回いいタイミングが来たので行動に至ったという形になります。
──東京で暮らしてみたいっていうのはゲイだけじゃなく地方在住者の多くは感じるところですよね。
ちなみに、区切りをつけるタイミングというのはこれまで一度もなかったんでしょうか?ゲイなら何度か東京に上京したい!という気持ちがあって区切りをつけることが多いのかなって思います。
さださんもこれまで何度かそういうきっかけに近いことはありましたか?
さだ:何回かそういうタイミングはありました。ただそのタイミングでは東京に行くことがなく大阪で落ち着いてしまっていましたね。
──ちなみにそれは具体的にどのタイミングでしたか?
さだ:専門学校卒業のタイミング、脱サラして独立したタイミングです。今思えばその時上京しててもよかったかなあと思うことはあります。
──脱サラして独立したあとはどういうお店を開業したんですか?
さだ:カイロプラクティックの勉強を専門学校で勉強して、社会人として経験を積んで27歳のタイミングでゲイ向けではない普通にある街のカイロプラクティックのお店をやっていました。ゲイマッサージではない普通の街のカイロプラクティックのお店です。
──そのお店はお一人で経営していたんですか?
さだ:いえ、それは何人かのスタッフを雇用して経営していました。そのスタッフもそのうち独立したり、入れ替わったりしていきました。その当時は自分がマネージングに向いてないような感じはしていました。
──そのお店の中ではゲイのお客さんが来たりすることはありませんでしたか?その後ゲイマッサージに至るまでにどういう経緯なのかお聞かせいただきたいです。
さだ:明確にここからっていうのはないんですが、普通のカイロプラクティックのお店でありながらもスタッフがいない時間や営業時間終了後にリフレッシュなしのマッサージをゲイ向けに個人的にやっていたりしました。当時は裏メニューてきな感じで知ってるゲイだけにやっていた形になります。
──たまに街のマッサージ店でもゲイの方が働いていて、こっそりとリフレッシュがあったり、Webなどにないメニューができることってありますもんね。
さだ:そうですね!まさにそういう感じです。当時、カイロプラクティックのお店は地域密着なので近所のひとが来るお店でした。そのお店のスタッフが全員卒業したタイミングで移転することにしました。
その後、移転すると地域が変わってしまったため一般のお客さんが激減して、8割から9割がゲイのお客さんということになりました。主軸としては普通にカイロプラクティックのサロンですが、同じ場所で別名を使ってゲイマッサージのお客さんを集客していました。
──なるほど。場所で選んでいたお客さんはいなくなってしまったが、ゲイのお客さんは人で選ぶためそのままリピーターとして残っていたんですね。ちなみにリフレッシュはこのタイミングでもなしでしたか?
さだ:正直に言うとリフレッシュはありません。と答えていました。しかし、リフレッシュをしていたこともあります。だから当時はなんとなく暗黙というかそういう雰囲気でしたね。
──カイロプラクティックのお店を経営していたことも知らなかったので東京進出のきっかけで色々聞けてよかったです。それでマッサージの質が高いんですね。
余談ですが、「マッサージ」というのは「あん摩マッサージ指圧師」の資格を持った人が行う行為なので厳密にはゲイ マッサージという言い方を使うのであれば資格を保有してないと法律違反になるそうです。なので街にあるマッサージのお店は「マッサージ」という言葉を使っていません。リラクゼーションやほぐしと言ってるそうです。
マッサージとして営業するなら資格がないとアウトになるってこと!?
そうみたいだね!色々調べてみたけど、厳密には法律に引っかかると思うので資格がない場合はマッサージという言葉は使わないほうが良いかもしれないね。
”マッサージ”は健康保険を適用できる医療行為で、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師などの国家資格を持っていないとできない施術。
東京なぜ行きたいとおもったか?
──もう少し深掘りしたいのですが、シンプルになぜ東京に行きたいと思うほど魅力を感じたんでしょうか?
さだ:若い頃、友達と東京に遊びに旅行したときにカルチャーショックを受けたことが大きなきっかけです。渋谷、新宿、どの街も巨大でビルが立ち並んでいてびっくりした。都会ってすごい!そう思ったのを覚えています。
──そうですよね。僕も千葉生まれで初めて東京駅に行ったときや、銀座を歩いたときは田舎とは全然違うな!とびっくりしました。電車の数も全然違いますよね。
大阪も日本だと二番目の都市と言われることがあります。さださんは大阪に住んでいたと思いますが、大阪でいいって思うことはありましたか?
さだ:神戸出身なので大阪でも落ち着いてしまっていたことは正直ある。ただ、その後も何度も東京に遊びに行くことがあって、その度に「東京ってすごい」「東京っていいな」という淡い気持ちは抱いていました。
──都会っていうことに結構魅力感じるのはわかります。なんか洗練されたイメージを抱いてしまいますよね。大阪ももちろん劣るっていうことはないんですが、東京は別格という印象がありますよね。
ではきっかけとなったのはまとめると「東京への大きな憧れ」っていうことなんですね。
いつからゲイマッサージで東京出店を現実的に考えましたか?
──これまできっかけやバックボーンについては色々知ることができましたが、これまでもきっかけやタイミングは何度かあった中で今年東京出店になりました。
そうなると「行きたいな」「いつか東京で暮らしたいな」ということではなく具体的なプランが必要ですよね。いつ頃から現実的な東京進出を考えていましたか?
さだ:具体的にいうと2023年です。自分の置かれた状況を考えると現在47歳。50歳になってしまうとまた気持ちが変わってしまうと思いました。振り返ってみると27歳に脱サラして独立開業したから、ちょうど20年経過していることにも気づいて今なのかもしれないと意識しはじめました。
──確かに2023年に何度か東京を考えているという感じで、相談も受けたりしましたね!とはいえ僕は東京でどのあたりだとコスパが良いのか、とかゲイはどのあたりに多いのかとかしかわからなくてあんまりアドバイスにはならなかったとは思いますが…
さだ:そうですね。2023年にちょっと動きはじめて計画としては2024年の12月目処っていう感じでした。初期費用を計算するために不動産に問い合わせたりしていました。そのタイミングでかなり良い物件が新築で出てきたので具体的なプランを立てていました。
──結構トントン拍子で進んでいったので行動力と決断力に僕はびっくりしましたね。どうしても年齢重ねると判断や行動って鈍くなっていくものなので今回の決断は本当に素直に尊敬します。
さだ:初期費用など諸々計算していくと現実的なラインだったので思い切って内見せずに決断しました。
どんな人にもチャンスがあります。ただそのチャンスを多くの人がスルーしてしまうそうです。それは多くの人が行動を起こすことと、決断することをできないからです。
失敗する確率と成功する確率が50%と同じでもやらなければチャンスが成功になることは一生ありません。
しかも人間は厄介なことにやらなかった後悔のほうが、将来ずっと引きずってしまうんです。
◯◯しておけばよかったー!っていうのは歳をとってからだもんね…。ハスキーくんも20代の頃安定した暮らし、素敵な恋人とも別れて東京に状況してたもんね!
そうだね!このままだと、東京でバリバリ働いてっていう夢をいつか後悔しそう!!と思って全部捨てたね。当時は本当によかったのか…と泣いた日もありました。
ゲイマッサージ内容について教えてください
──ここからはゲイマッサージサロンの「ぼくのいえ」について色々教えてください!各コースやメニューについて教えてもらえますか?
さだ:用意しているのはオイルマッサージが60分、90分、120分の3種類とフェチコース60分です。
──オイルマッサージって60分だとセラピストの方からは「短いから全然満足にできない」という話をよく聞きますが、実際にそうなんですか?
さだ:そうですね。60分だと本当に部分的になってしまうので120分コースが一番満足できると思います。せめて90分っていう感じですね。ただし、120分コースはセラピスト側もかなり体力を使うため1日の上限人数がお一人様までとしています。
──僕もマッサージはなるべく120分コースか90分コースにするようにしています。120分だと結構細部までマッサージできますもんね。
さだ:そうですね。120分コースだと本当に足の先から頭までっていう感じです。120分コースならフェイシャルやヘッドマッサージもあるのでかなり満足できますよ。
フェチコースという特殊なコースについては直接さださんにお問い合わせしてみてください!
他のゲイマッサージ店との差別化や違いのポイントについて
──ゲイマッサージは最近増えてますが、ぼくのいえのさださんがこだわっているポイントや他店との差別化を図れる違いなどありますか?
さだ:オイルマッサージがまずプロがやってるので満足できるようになっていることです。ゲイマッサージと言ってもルックスだけで撫でるようなマッサージだけで終わったり、リフレッシュがメインになっててマッサージが十分にしてもらえなかったという声が結構あります。その点では安心して受けてもらって大丈夫です。
──そうですよね。僕もゲイマッサージをよく受けることもありますし、よく情報が寄せられるんですが、ゲイマッサージと検索すると上位に出てくるようなグループ店でもかなり評価が悪いことがありますね。
リフレッシュはあくまでオプションなので個人的にはマッサージがまずしっかりしていてほしいです。リフレッシュがメインならお客さんはエスコート系のお店に行くと思いますしね。
さだ:リフレッシュに関しても事務的な時間、作業にしないように心がけています。お客さんの中にはリフレッシュタイムで時間をやたら気にする方がいます。しかし、時間はもう気にしないで大丈夫です。身を委ねてもらえればいいのでオーバーしそうとか、早すぎるかも、とか何も気にしなくて大丈夫です。オーバーしてしまうこともあります。
──リフレッシュに関しても事務的すぎるお店は結構多いと聞きますね。まるで作業だとやっぱりもう来ないってなってしまいますもんね。時間内に終わらなかったら追加料金なのかな…と少し気になってしまいます。その点さださんは寛容ということなんですね。
さだ:あまり意識を時間ばっかりにしてほしくないっていう意図もあります。リピーターさんが多いので2回目以降はその人それぞれにあった時間配分にできるのでお任せください。一回目に関しては逆に早めにリフレッシュに入って、その後マッサージというプランになることもあります。リフレッシュの時間は人それぞれなんで、最初は時間など見極めたいっていう意味で先にすることがあります。
──確かに!早い人も居れば、遅い人もいますもんね。マッサージで終わるのも結構僕は好きかもしれないです。
ゲイマッサージのお客さんについて
──さださんのお店ではゲイマッサージなのにリフレッシュなしで良いと言われることはありますか?
さだ:あります!が、かなり稀なパターンです。ほとんどの場合がリフレッシュありなのでリフレッシュなしでっていう場合は友人や知り合いであるケースが多いです。
──知り合いもマッサージに来るほどの技術っていうことですね。結構ゲイマッサージもルックスでゴリ押しなところも多いので技術がしっかりしてるのは良いポイントですね。
ちなみにお客さんはバイセクシャルの方やノンケの方も来ますか?
さだ:事実はわかりませんが、バイセクシャルもノンケの方も来ます。男性にマッサージされたい、リフレッシュもされたいっていうのであれば全然大丈夫。既婚者の方も多いので既婚者の方でも大丈夫です。
──僕もゲイマッサージ店で働いてたときは意外と既婚者が多い記憶があります。奥さんや家族にバレないように無臭のオイルを使ったり石鹸も無臭を使ったり気を遣ったりしていました。自称ではありますが、こういうところでしかゲイと触れ合えないという人も居たりしますもんね。
ゲイマッサージの店主さださんの目標について
──では最後に聞いてみたいのは今後の目標についてです。ゲイマッサージに関連することでもいいですし、何でも大丈夫です。
さだ:目標と言って良いのかわかりませんが、まずは移転先である東京で大阪のときのように生活が安定してお客さんを安定させたいです。趣味のテニスができて、自分の時間を持つことができて、理想的な暮らしを目標とします。
──随分現実的な目標なんですね。とはいえそういう気持ちは僕もよくわかります。大人になるとどうしても現実的なことが先にきますよね。ちなみにゲイマッサージで今後の展望はありますか?
さだ:ゲイマッサージやサロンを開業するような若い子、これからの世代の教育もしてみたいです。脱サラから開業経験があるし、大阪、東京とやってきた実績も今度どんどん積み上がっていくのでノウハウを伝えていってこれからの世代の教育にも興味があります。
──確かに、さださんは一般人向けのカイロプラクティックで従業員を入れて地域密着のお店としてもやっていた経験もあるのでとても良さそうですね。マッサージの技術もさることながらお客さんとのコミュニケーション。そのほか開業の細かい事情や物件事情なども詳しいですもんね。
ゲイマッサージ店主のさださんについて
──最後にこの記事を見ている人が気になっているであろう、さださん個人についていくつかお聞かせください。ずばりさださんのタイプはどんな人ですか?
さだ:ゲイの王道タイプが好きです。ガチムチ、短髪、髭、とかそういうのが結構好きです。スポーツ選手や俳優でもゲイが好きそう!みたいなタイプです。ハスキーくんが好きな仲野太賀くんも好きだし、ラグビーの松田力也選手のようなタイプも好きです。所謂王道ですね。
──イカニモって呼ばれるタイプも結構タイプに入りますもんね。細くて前髪系というよりはイカニモ系っていうのがかなりわかりやすかったです。ありがとうございます。
最後に
今回はゲイマッサージ店「ぼくのいえ」の店主であるさださんにインタビューをうけてもらいました。
さださんは初対面でもかなり話しやすくて、僕より年上ですが可愛らしい一面もあるイケメンさんです。
マッサージもかなり技術が高く気持ち良いのでおすすめです。
このように取材を受けてみたいゲイマッサージ店の方や、ゲイバーの方、ゲイ業界の方なら誰でもご相談ください。ゲイの認知を広げたい!っていう方でも大歓迎です。
ぼくのいえのWebサイトはこちらです!ぜひチェックしてみてください!
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ずっと行ってみたいと思っていて念願の大阪旅行を今月計画したら、もう東京に行かれてしまってたの知って、もっと早く行けばよかったと後悔です泣
大阪で、ハスキーさんがぼくのいえさんの次におすすめなところってありますか?
@ケンさん
コメントありがとうございます!
大阪はあまり詳しくないですが、
ぼくのいえのさださんにお伺いしたところ「ForestHands」様がおすすめとのことでした!