こんにちは!ゲイでサラリーマン、のびのびハスキーです!
今回は、最近なにかと話題になる同性婚に関するニュースで「同性婚の賛成は82.2%で同性婚に反対しているのは50代男性が多い傾向にある」というものがありました。
その記事を読んで平凡なゲイリーマンの僕が思うことなどを無知ながらまとめてみました。
同性婚の賛成は82.2%の調査結果
この調査結果は電通が4月8日に、LGBTを含む性的少数者「セクシュアル・マイノリティ」に関する調査結果を発表したものです。
2020年12月、全国20~59歳の6万人を対象に事前調査を行い、6240人を対象に本調査をインターネット上で行いました。2012年、2015年、2018年に続く4回目とある調査です。
また、LGBTという言葉の浸透率は2018年調査の68.5%から11.6pt上昇の80.1%となり、もはや一般化したと言えるレベルまで浸透しました。
同性婚に賛成がとても多くてびっくり
驚きだったのが同性婚の法制化については、「賛成」が31.0%、「どちらかといえば賛成」が51.2%で、計82.2%が賛成と回答。2018年調査の78.4%から3.8ポイント上昇しました。2年で3.8ポイントも上昇したのです。
僕としては世間のLGBTの理解が急速に進んでいることが結構驚きでした。化石のような国、日本だと勝手に思い込んでいたのでこれはここ最近の中でもポジティブなニュースです。
50代以上の男性からは誤解も続いている
一方で反対と回答した層は、男性50代の正社員(管理職、総合職)比率が高く、「LGBTQ+が増えると日本の少子化につながる」「普通に異性と結婚して、子どもを産むのが正しいあり方だと思う」「同性愛は生理的に嫌だと感じてしまう」とする比率が他の層と比較して圧倒的に高いことがわかったそうです。
これはゲイでLGBTの当事者であると、笑っちゃう内容なんですがそもそも「治るもの」とか「病気の一種」であると思っているという誤解があるということですね。
歳を重ねるごとに固定概念がいかに恐ろしいかっていうことがわかった気がします。これはこの問題だけではなく、明日は我が身だなあと少し怖くなりました。
生理的に嫌だと感じてしまうと答えた人はそれがもし仲良くしている同僚や信頼できる仲間だった場合どうなるんでしょうか?私はそのあたりが気になりました。
ちなみに言うまでもなく、少子化問題とLGBTの問題は全く別問題なのでここでは何も言いません。知ろうとしないで語るのはとても恥ずかしいもんですね…。
日本は現状維持をしているようで後退している
2021年現在、主要先進7カ国(G7)の中で、婚姻やそれに準じる権利をLGBTに認めていないのは日本だけだという事実を知っていますか?
G7以外でも同性婚の合法化に踏み切る国や地域が急速に増えている中、ずっと日本は現状維持を続けているのです。日本は正直、こういう新しいことへの取り組みが特に鈍感でスピード感が特に遅いです。
急速に進化していく世の中で世界から見ると現状維持をしているだけでは後退のはじまりであると言えます。
世界で同性婚が認められている国と、これから
世界で同性婚が認められている国をご存知でしょうか?現在は世界の28カ国で同性婚ができます。
ちなみに現在、同性婚および登録パートナーシップなど同性カップルの権利を保障する制度を持つ国・地域は世界中の約20%の国・地域になっています。
日本がアジアで3番目の同性婚が認められる国になれば注目される
日本がこのまま、アジアで3番目の同性婚が認められる国となればかなりSDGsの目標5の「ジェンダー平等」を早い段階でクリアできることに繋がるのではないかと考えています。
台湾、タイに続いて日本が同性婚を認められる国になったら柔軟性も高く国民性も評価され、また世界へアピールできるチャンスがあると私は思っています。
同性婚を嫌がる理由がいまいち理解できない
同性愛者を理解しよう!!というのは正直、嫌悪感がある方や理解ができないという人が居るのも僕はわかります。しかし、私が最近ずっと疑問なのは他人の結婚なのにわざわざ首をつっこんでまで反対する人たちの存在です。
例えば、同性婚だけの問題だけじゃなく夫婦別姓問題でも、「他人の結婚」「他人の家庭の問題」にわざわざ声を上げて間違ってる!!っていうのってとんでもなく余計なお世話じゃないですか?
私は例えばとっても好きな人がめっちゃくちゃ嫌いな人と結婚しようが、正直他人の問題なのでどうでもいいと思ってしまいます。極端に言えば、浮気の報道も同じです。
他人の家庭の問題なんだから関係のない人が「それはおかしい!!」と中に入って「普通」を押し付けるのってとんでもなくおせっかいですよね。
近い将来に明るい結果が待っている
今回の電通の調査で、やはり50代以上の男性が同性婚に反対という意見が多いということには正直なっとくしました。しかし、それは明るい未来へもつながるように感じました。
やがて50代の世代は衰え、滅びていく世代です。人生100年時代といえど体力は衰え、徐々に現役を離れていくので近い将来我々の未来は明るくなると私は確信しています。
この調査では、ほかに学校教育でLGBTQ+をはじめとする「性の多様性」について教えるべきかを聞いたところ、「教えるべき」「できれば教えるべき」と回答した人は88.7%と大多数である結果となったそうです。この数字が表しているのは明るい未来です。
まとめ
僕は同性婚ができるならどうするか?という話ですが、まだ正直自分には胸を張って誰の前でもゲイであることを言えるような自信はありません。
ただし、同性婚が認められると世間の目は大きく変わると感じます。
同性婚を認められるように動いているLGBTQ+の方々のことは全力で応援しています。しかし、僕は同性婚が認められるのもLGBTQ+が生きやすくなるための第一歩に過ぎないだろうと思っています。
なぜなら、同性婚が書面上認められても人々の意識がすべて歓迎、理解していることにはつながらないからです。その後の活動も続けていくことが大事です。なので、僕もわずかながらなにか発信できたらいいなと今は考えています。
今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。もしよかったら、コメントやSNSへのシェアをよろしくおねがいします。みなさんのコメントや反応が僕のブログを書くエネルギーとなっています!